今回は恋愛のテーマ。
せっかく恋愛について書くんなら、ドキッと、ワクワクしたいなーと!
ということで今日は私がいいなーっと思う恋愛模様を「和歌」から選んで書いてみようと思います。
ついにブログに和歌を書く時が来たぁあああ!
どうしても!どうしても恋愛といえば古典なんですよ、私は・・・
このテンションで書くので私の想像がかなり入り込んで歌の本意から逸れていくこと間違いなし。はい、御察しの通り夜中です。
歌のざっくり現代意訳も一応書いてますが、超超関西風のびっくり意訳なので本来の意味が気になったら普通の現代語訳を調べてください。笑
「しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで」平兼盛
私が恋愛系の歌で一番に思いつく歌。好きな歌!
百人一首に採られているので、聞いたことある人も多いんじゃないでしょうか。
歌の超解釈👇
好きな子おるって気付かれんように隠しとったはずやのに思いっきし顔に出てたみたいや・・・
おまけに「最近どうしたん😏?」って聞かれたくらいやしもうバレバレや。
気付かれないように頑張って隠してた👈かわいい
顔に出ちゃう👈かわいい
恋してんちゃん?どしたん?話きこか?ってツッコむ人👈ナイスぅ!
女の人はこういうこと言いそうですが、歌を詠んでるのは平兼盛=男です。
男の人にこんだけ思われて始まる恋っていいよなぁー!
韓国ドラマばりの、少女マンガなみの純粋な恋の始まり。良すぎるっっ
日々のこと何でも歌にする平安時代なら当たり前なのかもだけど、この一連の流れを歌にして残しちゃうってのが完全に恋愛脳な感じでいい。
古典のこういう世界が好きなんだった。
久しぶり、古典。君って最高だね。
冷めることを言うと、これは歌合という歌よみ大会で詠まれたものなので本当に恋愛してる中での歌ではありません…夢のような恋愛はどこまでもフィクションか😵💫泣
「こころみにおのが心もこころみむ いざ都へと来て誘ひみよ」和泉式部
次に挙げたのは恋多き和歌の達人、和泉式部の歌。
「和泉式部日記」は自分と敦道親王(正妻持ち)との恋愛(不倫)を描いたもの。
不倫という時点で理想の恋愛からは外れていますが、不倫であることは一旦忘れて歌を見ていきましょう。
歌の背景:二人は一応結ばれたものの、色々あって滋賀の石山寺に籠り始めた和泉式部。それを嘆く親王が早く都に帰ってきてほしいと歌を送り、それからずっと文通中。
結ばれた相手とはいえ本来なら身分も釣り合ってない禁断の恋、まして天皇の息子なので下手なことは言えないはずなんですが・・・
なんと、「文だけじゃなく行動で示してよ」「そっちが来てよ」という強気さ!
平安女子の恋愛は基本「黙って待つ」「嘆いて死ぬ」なのに、そういう常識をもぶっ壊し己の道を進む和泉式部です。最高ですね。
当時、親王クラスの人物が動くとなれば宮中に噂が立ちます。さらにそれが女性のためとなれば阿鼻叫喚の嵐が巻き起こるはずで、親王が石山寺に行くのは現実的ではありません。
それも分かった上で、「絶対来れないくせに口だけはその気にさせるよね🥲」と皮肉ってるわけです。(ここはかなり解釈ですが)ツンデレすぎる!くぅーーーー!
石山寺に籠り始めた一つの理由は世間の噂と陰口に嫌気がさしたからなので彼女の本質はそこまで強くないと思うのですが、紡ぐ言葉はまあ強い。
恋愛においても、何においても、このくらい強気にグイグイ相手を引っ張れる女性に憧れます。
言葉のうまさ、タフさ、ツンデレ感。そりゃモテるわ。現代でもモテる。
そしてこの歌を読んだ彼の反応もまた良くてですね、「彼女に内緒でガチで石山寺行ったろかな・・・」(意訳)と。
立場親王ですよ!???軽率に恋案件。
「行けるわけないやーん😂」と茶化したり「いやいや、それは無理っしょ。」と冷静になったり、親王じゃなくても大体の男性の反応はこっちじゃないでしょうか?知らんけどw
和泉式部カップルの相思相愛感がまぶしいです。いいなぁ。お似合いや。
その後はというと、和泉式部が自ら早々に都に帰り、彼に「いやあっさり帰ってくるんかい!ほんまに滋賀行こう思てたのに早いわ!なんやねん😂」って言われて一段落します。
色々と書いてきましたが、和泉式部の恋愛から私が憧れるのは…
①「女性は恋愛においてこうあるべき」の枠にとらわれないタフさ
②相思相愛
③会話のキャッチボールが早くスムーズ
④正直な気持ちを言葉にして伝える姿勢
⑤ちょっと言いにくいことも軽く言えちゃう関係性
⑥そこまで周りを気にせず恋に没頭しちゃってる感
紹介した和歌は2首に留まりましたが長くなったので今日は終わりたいと思います😄
いつになく感情の乗ったブログな気がしますね。なんか今更恥ずかしいwww
意訳&解釈でもはや歌も別物級になってますが、とっつきにくい古典を身近に感じてもらえてたら嬉しいです。
ありがとうございました。