今日は春分。祝日。
春分・秋分は昼と夜の長さが同じ日として理科で習いますが、
祝日の由来って学校では習わないような気がします🏫
私も祝日は休みということに気を取られて、由来を気にしたことがありませんでした。
ですが、5/5の端午の節句など、祝日には日本らしさが現れていると改めて気付いてから、祝日のありがたみ?を増して感じるようになりました💭
春分秋分の由来
そもそも春分や秋分は宮中行事の日。
新嘗祭=勤労感謝の日みたいな感じで祭日です🎇
春分の日は春季皇霊/神殿祭、秋分の日には秋季皇霊/神殿祭という皇族の祖先や八百万の神を祀る行事が皇居で行われます。
長い歴史の中では春分秋分ではなく、命日に仏式の供養をするという、割と現在のスタンダードな先祖供養に近い行事だったようですが、明治以降春分秋分と日を決めて祭祀化・神式化したのが春季皇霊祭です。
とは言っても、正直一般庶民の私たちにはあまり関係ない遠い話のような気がしてしまいます。
なのでもうちょい深掘ってみたいと思います🧑💻
お彼岸と春分秋分
太陽が真東から真西へ一直線の軌道を描くのが春分・秋分の日。
仏教では極楽浄土、あの世は西の方角にあるとされています。
そこで春分秋分の太陽の軌道になぞらえて、東にある「この世(此岸)」と西の「あの世(彼岸)」が最も通じやすくなる日と考えられました💁
日本ではインド式の仏教よりも先祖供養の文化が根強いので、あの世(=先祖)に繋がりやすい日と解釈され、お墓参りをする「お彼岸」という独自の風習が生まれたそうです。
じゃあお彼岸は春分秋分の当日だけでいいやんと言いたくなりますが、春分秋分の前後3日間という期間設定も仏教から来ています🍃
本来の仏教のお彼岸はあの世(彼岸)に辿り着くための「六波羅蜜」という六つの修行を一週間かけて行う期間とされていて、崩せない設定のようです。
お彼岸にお墓参りをする風習は日本ならではのミックス文化だったことがわかりました。
春分秋分の法律上の説明
内閣府HPの「国民の祝日に関する法律」を見てみると、
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日
秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とあります。
教科書にも確かこれが書いてあったような気がしますが、これだけを教えられても抽象的すぎてピンと来ないよなぁ😵💫
色々な謂れがあるんだから、もっと詳しく教えてくれたらいいのにと思います。笑
さいごに
北欧ではミッドサマーやユールで夏至冬至を祝いますが、日本には特に大事な文化や行事がなかったので祝日制定はないようです🥺
他にも季節の境の「土用」、一日の境となる干支の「子」などがありますが、境目にはなんか特別な意味を持たせている気がします。
スムーズに次のフェーズに移行するために、境目は一回立ち止まって振り返るタイミングなのかな。
今日は今までの自分に感謝して、これから秋分までの間にどうなっていたいか考える日にしよう👀
春分秋分は祝日なのに、夏至冬至が仲間外れなのはなんで?って昔気になってたことを思い出して久々にリサーチ系?のブログを書いてみました📝