たすきlog

リールで100万再生を目指す大学生のつれづれ日記

菅原道真が愛した木の伝説

最近天満宮が気になるという話を前回チラッと書いて
飛梅伝説」を思い出したので、梅をテーマに書いてみたいと思います🌼

今ちょうど梅の花の時期ですが、梅の香りってめっちゃいいですよね。
我が家は梅干しを家で漬けるので、
毎年6月に梅を買って洗って干して…と作業するんですが、

買って数日梅が黄色くなるまで待つ間⌛
梅を吊るした部屋で寝る雨の日の夜☔
家じゅうが梅の香りで満たされて、梅雨の鬱が吹っ飛ぶくらい最高です。
植物の中で梅の匂いが一番好きかもしれないです。

飛梅伝説・飛松伝説


菅原道真公の飛梅伝説・飛松伝説ってご存知でしょうか。
飛梅伝説の方が大宰府等で有名ですが、実は松にも伝説があります。

3つの木が出てくるので、自分はどの木のタイプか考えながら読むと面白いです📖

飛梅/飛松伝説の概要

道真の京都の屋敷の庭には桜と梅と松の木があり、幼いころから一緒に育ったのでずっと大事に育てて愛でていた。

それだけ愛された庭木たちも、もちろん道真を慕っていた。
大宰府への左遷が決まり、庭木とは別れることとなった。あまりに別れが惜しいので歌まで詠んで、道真は京都を発った。

は道真ロスのあまり、あっという間に枯れてしまった。

は居ても立っても居られず、京都から大宰府へ一晩で飛んでいった。京都にいたときは赤い梅だったのに、大宰府に着く頃には疲れたのか色素が抜けて白くなっていた。

は京都でいつも通り生活していた。しばらくして、道真から「なんで来ないの?梅は来たのに、つれないねぇ」と言われて、慌てて向かった。
しかし途中の神戸の須磨のあたりで息絶えてそこに根付いた。

3タイプ、どれに当てはまる?

これを読んでどの木が自分っぽいと思いましたか?
①さみしんぼの桜 ②行動力えぐい梅 ③のほほん松

潔い梅でありたい所ですが私は松タイプ🌵

 

松の気持ちを代弁してみる

京都に留まっていた松は、別に平常心ではなかったと思うんです。
寂しいっていう感情だけでは動けず、色々考えてしまうタイプ💭

自分勝手に大宰府に行っても邪魔で迷惑かけるだけじゃ…とか、ワンチャンいつか帰ってくるかもしれない京都の家を廃墟にせず自分だけでも守っときたいとか考える。

もし仮に誰かが慰めに、助けに来てくれたとて、お得意の「大丈夫!(迷惑をかけるのは嫌だ)」でごまかし、自分の感情に正直になると桜と同じ道を歩みそうで、平気なふりで自分を繕うだろうな。

こんな感じで、誰にも嫌われない行動がしたい「いい人」な松。
頭の中は道真関連のことでいっぱいなのに、「つれないねぇ、冷たいねぇ」なんて言われるとまじでショック。

そんなつもりじゃないのに😭一番大事な相手なのに😭的な。
(あーーーー、ウジウジと弱い自分を見ているようで…嫌…)

最後飛んで行ったから免れたものの、負の自滅ループに入るとこだった。
道真には何も伝わらないし、誰にも助けを求めないし、「迷惑かけたくない」というエゴで勝手に一人になって、水なし世話なしになって衰弱して伐採される。

正直誰の世話にもならず生きるなんて無理だと思う。
周りに世話になりながら、お互い迷惑をかけてバランスを取って生きてる。

困ったときに自分の体裁守って何になるんだろう。サッと表現/行動しないから中途半端に終わるのに😰
あぁ頑張れ松。。私も普段頭では分かってるんだけどなぁ!

 

梅から学ぶもの

結局伝説として有名になったのは梅。道真といえば梅。天満宮は梅の紋。

気合と根性でピンチをチャンスにした梅は、その一度の勇気で道真が死んだ後の今でも多くの人に愛される梅になった🌳

中々行動しなかった松は、結局その程度の想いだと思われ、途中の須磨で諦めてるし、存在が薄い。
でも桜とは違い、最後に飛んだ松は飛松伝説として後世に伝わっている。

一晩で九州に着いちゃった梅くらいの決断力と実行力を付けたい。
梅だって色素が抜けるくらい死ぬ気で九州に行ったんだもんなぁ😳

本当の「いい人」って普段は松タイプでも、ピンチにこの勇気が出せて結果を残して、人に希望を与える人と思う。万人に嫌われない行動ができる必要はない。

もっと感情に素直に、積極的に身体を動かし、言葉にし、表現していかないと。

まだまだ私は天邪鬼な松タイプ。。
エゴに振り回されるな!振り切れ!!

◎おまけ

京都~大宰府が650kmあるので、
一晩=8時間として時速80km、

電車くらいのスピードで梅の木が移動してたみたいです。笑

一方松は須磨で挫折して、100km弱しか飛んでない。
諦め早いなあ。それより木が飛んだこと自体異次元か。

板宿八幡神社にその松があるそうなので、また会いに行ってみようかな🍃